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スケジュールを管理するタイムマネジメント

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プロジェクトを管理する

プロジェクトには必ず完了期限があります。そのため、プロジェクトを計画する段階でどのようなタイムスケジュールで作業を進めていくかの予定を立てなければなりません。まず、そのプロジェクトを完成させるにあたって必要になる作業をピックアップし、それぞれの作業にかかる時間を見積もっていきます。もちろんプロジェクトが実際に動き始めてすべて計画通りに進むという事はまずないので、予定は常に見直され新しく変更されていきますが、期限はしっかりと守るということを大前提にプロジェクト全体を管理していきます。

タイムマネジメントの重要性

いくらよく考えてスケジュールを組んだとしても、計画がその通りに進むということは稀です。しかし、根拠のない大雑把なスケジュールを組んでしまうのも問題です。プロジェクトには様々な分野における作業がありますが、それぞれにかかる所要時間を見積もって、作業する人がその時間内に作業を終えることを目標にできるようにしておくと、大幅に予定が狂うというリスクは避けられるでしょう。それでもプロジェクトの途中では問題が次々と発生する事態も想定されますから、タイムスケジュールを組む際にはある程度余裕を持たせておくというのも納得のいく成果を上げるコツと言えるでしょう。

完璧にこだわり過ぎない事も大切

予定を組んだらその通りに進めたいと思うかもしれませんが、大切なのはスケジュール通りの時間を何が何でも守って作業を終了させるということではなく、期限内に全ての作業を終了させて、予定通りの結果を出すということです。タイムマネジメントの難しさはやり始めてみないとわからない部分があります。しかし、もともとエンジニア出身のプロジェクトマネージャーであれば、非現実的なタイムスケジュールを組んでしまうということは避けられるのではないでしょうか。
プロジェクトを成功させるには詳細な計画もさることながら、柔軟な対応力も大切です。一番守らなければならないのは、何と言っても顧客との約束である納品期限です。それさえ守れれば、当初のタイムスケジュール通りに物事が運ばなくても、メンバー全員で協力して何とか期限までに完成させることができるでしょう。それぞれの作業をするエンジニアが、あまりにもタイムスケジュールばかり気にして仕事に追われ過ぎてしまうと、できるはずの良い仕事も質が落ちてしまう可能性があるので、誰にとっても得になりません。プロジェクトマネージャーが一番目指さなければならないのは、依頼通りのものを作り上げることです。それを見失って、自分が作った予定を守る事が目的にならないよう全体のバランスをよく管理していきましょう。