ITエンジニアの管理職に必要なアセスメントのスキルとは

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性格を把握するアセスメント

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アセスメントとは

管理職が部下を適材適所に配属し、それぞれの持つ能力を最大限に発揮させていくためには、アセスメントがとても重要になってきます。アセスメントとは、簡単に言えば相手を客観的に評価するという事ですが、上司が部下についての個性や特性をしっかりと理解していれば、プロジェクトをマネジメントする上でメンバーそれぞれが持つ力を有効に活かすことができるようになります。そのため、プロジェクトマネージャーとして部下を育成していくためにも、アセスメントスキルについてよく考えておく必要があります。

管理職として部下の事をよく知る

普段から部下達の行動や言動をよく観察し、気になる部分や良いと思った部分について記録しておくようにしましょう。しかし、人の内面は見ただけでは判断することができませんから、定期的に面談をすることによって部下が何を考えどう感じているのかについて耳を傾けるようにします。ここで不必要にプライベートに踏み込み過ぎてしまわないよう気をつけながら、気軽に部下が話せる雰囲気を意識して様々な質問を投げかけます。質問の内容は、部下にどのような強みがあって、どのような弱点があるかなど仕事を進めていく上でどう指導をすればいいかのヒントを得るようなつもりで行うのがベストです。
アセスメントの原則は、ひとりひとりとの対話です。忙しい日々を送っていると後回しになりやすい場合もありますが、仕事をより円滑にしていくためにもアセスメントを重要なものと位置付けることが大切です。

どのような質問をすればいいか

相手の事を客観的に評価するのがアセスメントですから、部下が感じていることと他人がその人を見て感じていることに差があるかもしれません。しかし、部下が自分自身をどう見ているかを知ると、より的確に指示することができます。では実際にどのような質問をすればいいのでしょうか。
まず、部下本人が自分の得意分野や苦手分野をどう見ているのか、また、何を楽しいと感じ何が辛いと感じるのかを把握できるような質問をしましょう。例えば、電話対応が苦手で苦痛と感じる人と得意と感じる人がいます。電話対応が得意な人にしてみれば苦手な人の気持ちがわかりづらいかもしれませんが、苦手な人にとっては深刻な問題かもしれません。管理職として接する際には、自分の主観でそれが良いか悪いかをすぐ述べるのではなく、あくまでもどう思っているのかという事だけを受け止めるに留めておきましょう。また、成功体験談やその時の心情など、気持ちがポジティブになれる話しを聞き出して、褒めるべきところはしっかりと褒め、これからの課題として何を考えているのかを話してもらうようにしましょう。