ITエンジニアの管理職にはレジリエンスのスキルも必要

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どんな環境でも力を発揮できるレジリエンス

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レジリエンスとは

レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「復元力」といった意味を持つ言葉。「耐久力」や「再起力」、「弾力」といった意味も併せ持ちます。なんらかのストレスが加わったときに、上手に対処し回復できる能力と考えて良いでしょう。ビジネスにおいては、目標達成や仕事を遂行するうえで欠かせないスキルです。管理職は自分の仕事はもちろん、部下のマネジメントやチーム運営などの業務にも携わることになります。役割が増えることで大きなやりがいを得られる反面、責任やプレッシャーを感じる機会も多くなってくるでしょう。そんなときに必要となるスキルがレジリエンスです。レジリエンスが高ければ、ストレスがかかる環境下にあったとしても柔軟に対応することができます。

レジリエンスが高い人の特徴

レジリエンスが高い人の特徴としてまず挙げられるのが、ストレス耐性の強さ。たとえば、「システムが停止した」「サーバーがダウンした」といったITエンジニア泣かせのトラブルが発生したとしましょう。本来であれば精神的に大きな負荷が加わるような状況ですが、レジリエンスが高い人は状況を冷静に見極め、前向きに対応することができます。管理職が前向きな姿勢を見せることでチームにも安心感が広がるでしょう。また、目標達成能力が優れているのも、レジリエンスが高い人の特徴の一つ。目標を達成するためのスケジューリングをきちんと行いチームに共有することで、チームメンバーは無理なく業務を進めることができるようになります。レジリエンスが高い人にはほかにも、楽観的で気持ちの切り替えが上手い、感情のコントロールに長けているといった特徴が。気持ちが安定しているぶん、周囲への気遣いも上手です。レジリエンスが高い人が管理職に就けば、チームメンバーは安心して日頃の業務をこなすことができるでしょう。

レジリエンスを高めるには

「レジリエンスを高めることで、ビジネスに役立てたい」という方も多くいるでしょう。そもそも、レジリエンスは誰もが持ち合わせているスキルです。ただ、ストレスのかかる環境下に置かれたり、体調不良に陥ったりすると、その力が弱まってしまうことも。本来の力を発揮するためには、心身の健康を大切にすることがなにより大切です。また、自分の強みを知り、それを活かしていくことで、レジリエンスをさらに高めていくことができるでしょう。ほかにも、目標に向かって行動することを意識する、管理職という責任のあるポジションを楽しんでみる、ピンチをチャンスと捉える、といったことを意識するのもおすすめです。慎重派の方は、悪い状況に陥ったときの対策をある程度考えておくことで気持ちに余裕が生まれ、おのずとレジリエンスも高まっていくでしょう。